実習巡回 新宿

2月26日(水)、新宿区内の特例子会社へ。

一昨日から、お世話になってる利用者さんの巡回訪問をしに、お邪魔しました。

実習3日目。

毎日実習終了後、電話で報告をいただいて様子はある程度把握してます。ご本人にとって数年ぶりの職場体験で、過度の緊張もあります。しかしながら、初日に比べ、緊張や力みが幾分取れてました。

また、昼休みなどは、先輩の方と好きなアイドルの話で盛り上がって、リフレッシュもできたみたいです。同僚の方々、指導員の方々は皆優しく、丁寧に教えてくださり、とても雰囲気の良い会社です。

指示通り動けるし、作業上問題はないのですが、やはり過度の緊張感や不安感でその方の持っている能力が出にくい場合が、多いです。そのため、睡眠などの生活リズムも崩れてしまい、せっかくの実習体験が、ネガティヴ体験になりかねません。

巡回することで、先方のスタッフさんとも情報交換し、同時に馴染みの支援者が顔を出すことで、ご本人にとって、安心感につながります。

実習と自信

昨日、月曜日から実習をしてる方が、四日間の実習を終えました。

途中、水曜日にも現場を訪れ様子を見ました。

数年ぶりの職場体験で、二週間前あたりから、緊張と不安とでいつものようにぐっすり眠れなかったり。実習前は、やり通す自信がないとまで言っていた方でした。

昨日、最終日の振り返りに行ってまいりました。過日の不安は何処へやら。最終日は、仕事のペース配分をしたり、周りのスタッフやお客さんとも交流ができたと満面の笑みで、先方の担当者様に報告してました。

現場からの帰路、本人から感想など聞いてましたが、実習前の彼女は、すっかり姿を消し、自信と達成感に包まれた別人のような彼女に変わっていました(^。^)

実習、確かにやる前は誰もが一人で不安や、心配があるかもしれません。

でも、一歩踏み出しやってみる事で、何かをつかむこともあると思います。

一人ではありません、我々スタッフがお手伝いします。

企業見学 東京魚類容器株式会社様

本日、兼ねてから予定していた企業見学会を実施させていただきました。訪問させて頂いた企業は、東京魚類容器株式会社様です。

市場の正門南まで、専務の原さんがお迎えに来てくだり、企業見学の前に新市場の見学もさせていただきました。

一般には、立入禁止の仲買い問屋街にも下りて、場内の大きさや、清潔で整然とした新市場を目の当たりにできました。空調機が天井に無数にあり、場内自体が冷蔵庫みたいになっています。

  

 

また、空調機能が良く、想像していたより魚の匂いがしませんでした。また、市場の外では、その匂いを感じられず、魚市場と言われなければわからない程です。

今回の見学先企業は、豊洲市場内の問屋さん、小売店や一般の人にも水産関係の包装製品を卸す仕事をしているそうです。その巨大な倉庫に、発泡スチロールやビニール袋の製品が目白押しでした。

見学会のなかで、実際に発泡スチロールの箱の固まりを運び出す体験を、させていただきました。重さはそんなでもないですが、高さがあるので担ぐのにバランスをとりながら歩かなければいけないので、なかなかコツがいります。順番に一人ずつ体験させて頂き、皆さん難しそうではあるものの、楽しみながら挑戦していました。

 

 

会社説明では、原社長、原専務が担当してくれました。幹部の方々の雰囲気作りが素晴らしく、とても社員思いの、働きやすい職場のように見えました。

原社長からは「自分が失敗しても会社は潰れない、大きな問題はない、失敗から学んでいけばいい」といったお話や、「したい職種の仕事が出来さえすればいいのではなく、会社の雰囲気を見て探すとよい」と、仕事を探す上で気にかけた方が良いこと、仕事をするうえで意識した方が良いことを教えて頂けて勉強になりました。

何人か、障害の方も働いていました。うちの利用者さんも、良い刺激を沢山受けました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

実習現場見回り

今週から、利用者さん数名が続けて企業の職場実習の機会を与えられました。

本日は、二箇所の実習現場の見廻りをしてきました。一人は月曜からすでに実習に参加しています。もう一人は、実習初日です。

多くの当事者の皆さんは、就職もそうですが、実習や研修、見学など未知のものに触れるとき、いつも以上に緊張し、前の晩など睡眠がとれず、思考が鈍りいつものパフォーマンスが発揮できないでいます。

そこで、こう言った見廻りやジョブコーチなどの巡回が必要になります。

巡回することで、利用者さんに安心感を与え、現場でもいつもと同じぐらいに動ける環境作りをお手伝いします。また、その日の会話内容や顔色を見て、必要なら時間の短縮や仕事量の調整を先方と交渉します。そうすることでリタイアを避け、実習や研修をやり抜く経験をすることで、本人の自信や、モチベーションにつなげていきます。

また、巡回は、先方企業様の担当者とも、本人の様子やセンターの活動内容など情報交換したり、こちらとしても、企業様の雰囲気や考え方などに触れられる機会でもあり、相互理解を得られる場でもあり、企業様と信頼関係も構築できると言うこともできます。

今回実習を頑張っている利用者さん達も、最後までやり抜き、自信をつけていってほしいと願っています。

EテレハートネットTVと定着支援

以前Facebookに書かせていただきましたが、12月に新宿区のNPO交流会にて講演を行いました。その時NHKの関係者の方が聴きに来てくださったご縁で、NHK Eテレ ハートネットTV「障害者雇用もっと両思いを増やそうプロジェクト」の収録に、ことり企画の利用者・Mさんが出演しました。

今回は、その収録がきっかけで、Mさんを採用してくれたテレビ制作の会社の現場を、Mさんの同行で見学させていただきました。

Mさんの仕事は主に制作アシスタントの業務です。今回は、収録前に、あらかじめ貸し切ってある渋谷の某バーにて、セットを組んで、収録が終わったら撤収する作業です。

朝は早く、8時から作業が始まり、およそ2時間かけてセットを作り上げます。Mさんは先月から始めたばかりなので、軽作業のお手伝いをしていました。下の写真にある、棚の写真立てを綺麗に並べる仕事などをこなしてました。

  

プロデューサーのTさんや、利用者さんがお世話になる現場のスタッフさんに挨拶をして、その後、Tさんが丁寧に業務説明をしてくださいました。

お忙しい中ご対応いただき、ありがとうございました。