三者面談

先日は、利用者さん、そのお母様、うちのスタッフの三者面談でした。

去年から、徐々に通所時間を伸ばしてきた彼女です。何回か職場実習もこなしてきて、この冬から、安定して通うようになりました。多分その間、服薬の調整はもちろんですが、一番のハードルの自身にとって現況を受け入れるということが、徐々にできてきました。

ただ、一方では、クローズでの就労の考えもあるので、オープン就労と並行して動いていこうと思います。
また、しばらく某小売店にて、施設外就労を週に2日〜3日体験してます。

こんな経験の中で、本人、ご家庭、センターが、今のご本人にとってなにがベストないし、ベターな選択か、一緒に考えていきます。

東京大学入学式 祝辞についての考察

昨日の午前中は、先日の東京大学学部入学式に於ける、上野千鶴子先生の祝辞全文を題材に、利用者、スタッフが話し合い。

差別のない世の中はない。昨年の入試問題しかり。

我々はなぜ学ぶのか。恵まれたものや富めるものが、そうではない立場の人間を思いやり、分けあたえたり、譲ったりしてお互いがともに、豊かになったり、繁栄したりするため。つまり、一人勝ちや独り占めをして、自分だけがいい思いをするために学ぶのではない。

努力も報われることは稀であり、報われたならば、それは自身の努力というより、周りの人々や環境のおかげ。あえて、感謝の心を忘れないことがかんようであると。

そんな、先生の話をみんなで感想を言い合ったり、何を考え、何を感じたかなど、昨年から引続く、官庁の不祥事、大学入試の不正など、想いを巡らせながら、最高学府で学び、いや、学ばせてもらう機会を与えてもらい、将来にどう活かすかを引き合いに、自分は何ができるか、どう進んでいくのがいいか考えてもらいました。

観桜会 ~ 光ヶ丘公園~

春の日差しが、公園の草花を陽気にさせるような温かな陽気でした。時折吹く風が、まだ冬の名残を残している今週。

光ヶ丘駅に降り立つと、練馬区屈指の団地群。その奥に光ヶ丘公園が広がっています。ふと気がつくと、持ってきたはずのレジャーシートを、網棚に忘れたのに気づきました

駅近のイタリアンレストラン?で、ランチを食べた後、駅の地下にあるスーパーでお花見のお茶菓子を買いました。

忘れ物預かり所により、無事レジャーシートが手元に戻り、みんなで公園を目指しました。

スタッフさんや利用者さんの中には、お子さんを連れて参加された方もいて、いつもより賑やかな花見になりました(^。^)

大手物流企業との意見交換会

都内にあるロジスティック企業の本社に招かれ、障害者採用のノウハウ、支援機関との付き合い方、トラブル防止、および対応、当事者に長く働いてもらう仕組みなどなど盛りだくさんのテーマで意見交換をしてきました。

東と西に本社を持つ企業さんなので、西日本からも人事の方々が集まりました。

大阪と東京では、行政や支援機関の取り組み姿勢が違うのが、面白かったです。

西は、チャレンジ精神なのか助成金や新しい制度に飛びつきが早い、対して東京は、慎重にやるためか、西の人から見て三年ぐらい遅れてると、言ってました。

中身は、都内の企業の中でも、とても熱心な人事の方の主催なので、濃い内容でした。

今後、我々の意見を取り入れながら、より障害当事者が、長く働きたいと思う取り組みをしてくれることを期待します(^。^)

我々支援機関が、話をした全てが実現するのは難しいでしょうが、この企業さんをモデルに、他の企業も追随して、今よりもずっと良い雇用環境が出来上がっていくといいなぁと、帰路の地下鉄の中で考えました。

通院同行 質の高い支援を目指して

こんにちは。

今年に入り、企業実習を受け始めた利用者さんに付き添い、その主治医とお話しして来ました。

最近の施設での様子、ご家庭での様子、支援会議の内容、実習面接会や実習そのものの様子など、スタッフや利用者さんを取り巻く支援者の側の視点を織り交ぜながら、報告。

また、今後の企業実習の予定や、就職活動の進め方など、わずか10分足らずの時間でしたが、内容が濃い話ができました。

利用者さん本人も、安心したと思います。

ことり企画では、このように節目には必ず、できる限りですが、主治医の先生にお会いして、挨拶方々、ご本人の様子や先生の所感など情報交換することで、より精度の高い支援の実現に努めています。