四谷 迎賓館赤坂離宮公開見学会

1月24日(火曜)、四谷の迎賓館の内部公開へまいりました。

IMG_7457フランスのベルサイユ宮殿を模した館内の彩鸞の間・花鳥の間・羽衣の間・朝日の間に加え、正面玄関から続く中央階段と2階の大ホール(天皇皇后両陛下が、各国首脳・国賓クラスの方と会談するところ)を拝観することができます。

それぞれの部屋は、シンメトリーに作られています。加えて短い辺の壁全面に鏡が張ってあり、部屋が鏡の向こうに、二部屋ずつ連なっているかのように見えます。

また寄木造の床模様や、壁面の絵画・七宝焼き(日本画にしか見えません)の壁飾りと彫刻、天井からつるされたフランス製シャンデリアなど、日本国の威信をかけて、当時の職人の最高技術と国力が結集され作られたということです。しかしながら、現在ではその技術の継承が途絶え、作成不能の作品や造作もあるということです。

IMG_7437また見るべきは、前庭はもちろんですが、主庭が秀逸です。日本風の池と噴水が織り成す園庭になっています。ホテルニュー大谷の際、つまり紀尾井坂まで広大な敷地が続いています。ここは、かつての紀州徳川家の屋敷跡で、往時の徳川幕府の権勢をうかがい知る事が出来ます。

近代に入り、政府の富国強兵政策の下、脱亜入欧と植民地政策により、上り調子の我が国を象徴するこの建物は、さながら現代の国営最高級ホテルといえるでしょうか。

機会があれば一度、見学に行ってみてはいかがでしょう。

次回は、三鷹の特例子会社と新聞社への見学の報告も出来ると思います。

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