八木原律子先生がセンターにお越し下さいました!

先日お忙しい中、八木原先生がセンターにお越し下さいました♪

先生には開所に当たり多分にご尽力いただきありがとうございました。

2時間程の話の中で現在の福祉の状況、国の動きなど熱く語っていただきました!

また私たちスタッフの迷いや悩みにも熱心に耳を傾けていただき、ありがとうございました。

八木原先生とお話していると、この職務に就くものとしての使命や資質また思想、哲学を改めて思い返えす良い機会となりました(*^▽^*)♪

更にスタッフ同士はもとより、他機関と切磋琢磨するため、学習会を開催し、地域から信用され必要とされる施設を目指していきたいと思いました!

 

”就労支援”って何だろう?

先日ある会合で、私がハローワークにいたころに相談に来て就職された、当事者の方にばったり会った。

彼女はとても元気そうで、働き始めて4年ほどたったとのことだった。雑談の中で、以前のアパートを引っ越したこと、彼と同棲していること、病状も安定し通院の回数も減ったこと、親が高齢で先行きが心配であるなどを、以前、私に相談していた頃のように、近況報告をしてきた。

 働いたことによって、生活環境・経済状況がしっかりし、何よりも『生きる』ことに自信を持っているのがわかった。

「先生のおかげです、ありがとうございます。」とお礼を言われ、20代だった彼女が、30才を過ぎ、なんか表情しぐさ、全体の佇まいも良い意味で、別人のように感じられた。

私も、去年、前職を辞め当事業(十二社生活・就労センター)を始めたことを報告した。

しかし、私は彼女の表情がいまいち冴えず、何か話し足りなそうにしているのをなんとなく感じた。 そこで、私は職場での状況(業務内容、人間関係、支援の有無など)をもう少し詳しく聞いた。

 「先生、職場の業務や人もすごく良いんです。だけど支援者と合わないんですよ。」

彼女が言うには、定期的に支援者が訪問に来てくれるのは良いんだが、いつも「体調はどうですか?病状は悪くなっていませんか?前兆はありませんか?」と聞いてくるばかりか報告書を作成させられ、支援者と上司に提出を求められるのだという。

 「もう、入社して4年ですよ。報告も大事かもしれないけど、私は仕事をしに来ているんです。報告に費やす力を本来の仕事に向けたいです。」

又、こうも言っていた。

私の上司は、なんか支援者に遠慮しているのか、直接私に体調・病状のことなど聞いてこないで、必ず支援者を通してしか聞いてこないんです。」

「そんな扱いが、やっぱり自分は障害者なんだな、と思ってしまうんですよ。」

今、現場では事業主側から、「外部からの就労支援はいらない(特にジョブコーチ)」「外部の支援員が、支援に入ることで、当事者と上司の間の人間関係や信頼関係の構築を阻害している。」との声が、上がってきている。

私から言わせてもらえば、阻害している」時点で、それは支援員でもジョブコーチでもないと思うのだが・・・。

しかし、事業主側の気持ちもわかる。今まで、その程度の『支援員と称する、善意の方々』の支援(支援という言葉を使いたくはないが)を、目の当たりに見せられてきてきたのだから・・・。

事業主側も、就労支援に関してはとても勉強をしている。知的障害に限定すれば、マニュアルも出来ているし、ノウハウがほぼ確立している。およそ10年前に比べれば、事業主側の知識や体制整備は飛躍的に向上している。そういう意味で経験も知識も備えている事業主側の方々も増えているは確かである。

 しかしながら将来的に、上記の理由で会社の中から、当たり前のように福祉や医療関係者である就労支援が排除されれば(それはすなわち、連携している医療、保健、家族関係者なども排除されるに等しい)、当事者の権利は脅かされる。残業代の未払い、最低賃金減額特例(昔の除外申請)の悪用、有給休暇の取得抑制・・・健常者も同じだが、当事者は「障害者」であり「社会的弱者」である分、外部の目が閉ざされたら自明であろう。

社会的弱者である 障害者の就労は、就職率だけでなく、これからは「そこでどう働いているか」労働法をバックボーンとした考え方に基づき注視して行くことが、支援員に限らず、広く関係者に意識していただきたいところである。このまま「就職率」「定着率」という数字にだけに目を奪われた支援を続けるならば、

阿波踊り

ライオン

 

「断崖の上で踊りを踊っている」に等しい。

もう一度、精神障害者でいうところの、座敷牢、病院隔離政策下のそれに携わった関係者に思いを馳せてみてはいかがだろう。大方の人々は、その時代において良かれと思い『善意』で一生懸命に尽くしていたに違いない。

 今回、ひょんな所で彼女と再会し、私は、「就労すること」いやそうではなく、「社会に出ること」でこんなに病状や人間の生き方が、彼女をして快方向かわせたこの事実に、就労移行支援事業を始めたことに対し意味が見出せるように感じた。

 

ごはんプラスのボランティア~人と人のつながり~

ごはんプラスのボランティア活動に参加してきました。

ごはんぷらす お弁当

新宿ごはんプラスとは・・・ホームレス状態や生活困窮状態にある人びとを支えるために、毎月2回、都庁のガード下でごはんの提供と、暮らし・健康の相談会を行っている任意団体です。

この日は天候が悪く雨の中、傘をさしてお弁当をもらう長い行列が出来ていました。

私はお弁当を配る担当になり一つずつ手渡しでお弁当を渡していきます。

お弁当は他の団体のボランティアの方が手作りでつくってくれているそうです。

お弁当を配るときは“心を込めて配ってね”と担当の方に教えていただきました。

一つのお弁当が人の手に渡るまでに、多くの人のつながりと協力で行われているのだと改めて思うことができました(*^▽^*)

 今後、土曜日の参加型プログラムに組み込んでいきたいと思います

ごはんプラス

 

*春の訪れ*

私は朝、新宿中央公園を通って出勤をしています。

すると梅の花が綺麗に咲き、春の訪れを感じることができる今日この頃♪

当センターにも春の訪れを感じさせる出来事がありました!!

おかげさまでクリニックの方、関係機関の方のご協力の元、さらにまた当センターに数名の新しい仲間が決まりそうです(*^▽^*)

今後とも十二社生活・就労研修センターを宜しくお願いいたします!

 

 

保証人と連帯保証人の違いを知り、相談できるように。

「連帯保証人」は、ただの「保証人」とは異なる。お金を借りた本人(主債務者)と、同じ責任を負う羽目になる。文字通り連帯して責任を負うのだ。わが国で、もっともポピュラーな保証人が「連帯保証人」である。これの恐ろしいのは、保証人には認められる催告の抗弁権・検索の抗弁権を有せず、分別の利益すら認められないのだ。(詳細は、センターの講義で、お話します)

要は、主債務者とまったく同等の責任を負い、債権者が主債務者を飛び越えて、連帯保証人に全額請求ことが出来てしまうところに恐ろしさがある。

また、連帯保証人が複数居る場合でも、とりやすい相手から全額を請求することも出来てしまうのだ。

「友達だろ、連帯保証人になってくれ。頼む。」「ただの保証人だから、ね、頼むよ。」この言葉の重さが理解できているだろうか。この違いをどれだけ知っているだろうか。

お金の貸し借り、不動産の賃貸契約等において「保証人」といえば、「連帯保証人」のことだ。しかしながら、多くの人はこの違いを分からずに「あいつが困ってるから・・・。保証人ぐらいなら。」と印鑑を押してしまう。

保証人・・・。「連帯」の文字がつくとつかないでは、雲泥の差があるのだ。

覚悟が出来ていないのに「保証人」になったつもりで「連帯保証人」になってしまう人は多い。困って初めて、主債務者の「絶対に迷惑はかけない、大丈夫」などの言葉を信じたことを後悔しても始まらない。

 

今後、センターでは「マネーマネジメント」「知らないと怖いお金の話」と題して、上記のような少し難しい内容を、分かりやすくお話し、給料という「あるまとまった額のお金」を手にしたメンバーさんが、困らないよう、おかしいなと察知できるようすることで、「意識と知識と見識」を持ち、健やかな生活を送れるよう支援していこうと思う。

 

 

どうでもいい事に疑問を持つ「ばかばかしさ」の大切さ。

昔話の始まりは、「昔昔あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました」と同じみのフレーズから始まっています。

みなさん、不思議に思いませんか?

・なぜ、時代や場所を限定しないのでしょか?

・なぜ、主人公が往々にしておじいさん、おばあさんなのか?

・なぜ、そんな曖昧な話が何百年も受け継がれているのでしょうか?

桃太郎、浦島太郎、三年寝太郎等などのお話を知っていますね。これらのお話は、小さい頃に、お母さんやおじいさん、おばあさんから恐らく寝物語で聞いたことがあるでしょう。

そのとき、みなさんが頭の中で想起していた、その話の時代・人物・情景は、恐らく見知った紙芝居や絵本の挿絵を参考に、みなさんが知っている人或いは自身の祖父や祖母などに置き換えたり、住んでいた或いは訪れたことのある場所や家(庭の垣根、土間や囲炉裏、家の柱など)を想像で補い、思い浮かべていたことでしょう。

つまり、昔話の設定は、その話を聞いた子どもの数と同じくらい、人物や風景が存在していることになるのです。

登場人物ですが、「ちち」「はは」とすると、話が身近になりすぎるので「濁点」を付けて其々、「ぢぢ」「ばば」にしました。「ぢぢ」であるおじいさんは、山や林で作業をし、「ばば」であるおばあさんは川で洗濯や、炊事をしています。これには、「父の恩は山よりも高く、母の愛は海よりも深い」という儒教的思想に基づいた教訓が込められています。

昔話とは、時代や情景をぼかすことで“想像の自由の幅が広がり、古い昔話が身近な話”に聞くことができたから、代々受け継がれてきたのではないでしょうか。(まっ、話によっては性的な意味合いや、その他エグイ意味合いも本来は含まれていた事も大きいでしょうが・・・。)子供である自分が、遠い昔の行ったこともない何処かで、見ず知らずの登場人物が活躍するが話でありますが、その場所が、「自分の地域」の話であり、孝養をつくすべき「自分の祖先」の話として聞けたからではないでしょうか。

ブログの一回目で、何だこの話、どうでもいいよと思われるかもしれません。「どうでもいい話」は会社での話題づくり、入社面接での参考にしようなどと思ったとたん、「どうでもいい話」の純粋性が失われてしまいます。決して実学ではなく、面白いな、もっと知りたいなという単純・純粋な欲求のみの為に存在しなければなりません。SF作家であるアイザックアシモフ氏は言っています。

「人間は、無用な知識の数が増えることで、快感を感じることのできる唯一の動物である」

今後定期的に、実学だったり雑学だったり、有用無用の情報をつづっていきます。「どうでもいい事に疑問をもつ、引っかかりをもつ」事は、自分が人間であるという事を再認識させる作業だと思います。

ブログ始めました!

みなさん、はじめまして!十二社生活・就労研修センターです。

西新宿で昨年の10月より就労移行支援事業をオープンしました。

当センターは、みなさんに寄り添い、一人ひとりに丁寧な対応を心がけ、実践的な生活・就労支援はさることながら、アットホームな事業所を目指しています。

プログラムの特徴は落語家・講談師のスタッフによる所作・ビジネスマナーなど学ぶことが出来ます。他にも、みなさんの身近な生活にお役に立つプログラムを用意しています♪

ブログでは 『みなさんに役立つとっておき情報』又は『スタッフによる日常会話に使えるウンチク・雑学』、行事等を更新していく予定ですのでブログを拝見していただけたら幸いです(^▽^)

まだまだ、寒い日が続きますがお体ご自愛下さい♪

 

*お知らせ* 指定特定相談支援は近日開業準備中です!!

【ことり企画相談支援事業所】

通常の事業実施地域:新宿区・周辺特別区及び市町村

時間:火~土(祝祭日を除く)10:00~16:00
【アセスメント】

・サービス等利用計画案の作成

・サービス等利用計画の作成

・サービス担当者会議の召集・開催等

【説明会】

毎週水曜日13:30から15:30まで説明会を実施しています。      ご都合が合わない方も日程調整いたしますのでお気軽にご連絡下さい(*^▽^*)