大手物流企業との意見交換会

都内にあるロジスティック企業の本社に招かれ、障害者採用のノウハウ、支援機関との付き合い方、トラブル防止、および対応、当事者に長く働いてもらう仕組みなどなど盛りだくさんのテーマで意見交換をしてきました。

東と西に本社を持つ企業さんなので、西日本からも人事の方々が集まりました。

大阪と東京では、行政や支援機関の取り組み姿勢が違うのが、面白かったです。

西は、チャレンジ精神なのか助成金や新しい制度に飛びつきが早い、対して東京は、慎重にやるためか、西の人から見て三年ぐらい遅れてると、言ってました。

中身は、都内の企業の中でも、とても熱心な人事の方の主催なので、濃い内容でした。

今後、我々の意見を取り入れながら、より障害当事者が、長く働きたいと思う取り組みをしてくれることを期待します(^。^)

我々支援機関が、話をした全てが実現するのは難しいでしょうが、この企業さんをモデルに、他の企業も追随して、今よりもずっと良い雇用環境が出来上がっていくといいなぁと、帰路の地下鉄の中で考えました。

通院同行 質の高い支援を目指して

こんにちは。

今年に入り、企業実習を受け始めた利用者さんに付き添い、その主治医とお話しして来ました。

最近の施設での様子、ご家庭での様子、支援会議の内容、実習面接会や実習そのものの様子など、スタッフや利用者さんを取り巻く支援者の側の視点を織り交ぜながら、報告。

また、今後の企業実習の予定や、就職活動の進め方など、わずか10分足らずの時間でしたが、内容が濃い話ができました。

利用者さん本人も、安心したと思います。

ことり企画では、このように節目には必ず、できる限りですが、主治医の先生にお会いして、挨拶方々、ご本人の様子や先生の所感など情報交換することで、より精度の高い支援の実現に努めています。

 

くま八先生の三味線

3月22日(金)は暖かかったですね。桜の開花も一段と進んだように感じます。

午前に来月の予定などをみんなで話し合う、利用者ミーティングを行い、お花見の企画や、横浜への小旅行企画について話し合いました。

午後は、くま八先生による、講座でした。

くま八先生は、三味線を習っており、初めてみんなの前で、有名な出囃子を何曲か披露してくださいました。

社会人になっても、何かに打ち込むことを見つけることの大切さを、勉強しました。

実習面接同行

午後から、品川にある大手アパレル会社の実習面接同行に行って参りました。

今回の彼女は洋服が好きで、今回ご縁があり、面接させていただきました。

前日からの緊張感で、少し疲れた様子。

しかし、前回の実習を終えた自信が、当日の緊張感を払拭していました(^。^)

実習やプログラム活動を通じて、確実に成長してるんですね。

写真は、面接先企業に伺う途中のオブジェです。虹に鳥

練馬区社会福祉協議会での講演のご案内

3月27日(水)、練馬区の「石神井障害者地域生活支援センターういんぐ」にて、ことり企画センター長の今野光喜が、施設の概要や、当施設で行っている就労支援について、具体的にお話しさせて頂きます。

利用者さんも何人か、登壇します。

ご興味のある方、ぜひ聞きにいらしてください。

【お申込み・お問い合わせ先】

石神井障害者地域生活支援センターういんぐ
担当:高橋様、田中様
電話:03-3997-2181

実習巡回 新宿

2月26日(水)、新宿区内の特例子会社へ。

一昨日から、お世話になってる利用者さんの巡回訪問をしに、お邪魔しました。

実習3日目。

毎日実習終了後、電話で報告をいただいて様子はある程度把握してます。ご本人にとって数年ぶりの職場体験で、過度の緊張もあります。しかしながら、初日に比べ、緊張や力みが幾分取れてました。

また、昼休みなどは、先輩の方と好きなアイドルの話で盛り上がって、リフレッシュもできたみたいです。同僚の方々、指導員の方々は皆優しく、丁寧に教えてくださり、とても雰囲気の良い会社です。

指示通り動けるし、作業上問題はないのですが、やはり過度の緊張感や不安感でその方の持っている能力が出にくい場合が、多いです。そのため、睡眠などの生活リズムも崩れてしまい、せっかくの実習体験が、ネガティヴ体験になりかねません。

巡回することで、先方のスタッフさんとも情報交換し、同時に馴染みの支援者が顔を出すことで、ご本人にとって、安心感につながります。

実習と自信

昨日、月曜日から実習をしてる方が、四日間の実習を終えました。

途中、水曜日にも現場を訪れ様子を見ました。

数年ぶりの職場体験で、二週間前あたりから、緊張と不安とでいつものようにぐっすり眠れなかったり。実習前は、やり通す自信がないとまで言っていた方でした。

昨日、最終日の振り返りに行ってまいりました。過日の不安は何処へやら。最終日は、仕事のペース配分をしたり、周りのスタッフやお客さんとも交流ができたと満面の笑みで、先方の担当者様に報告してました。

現場からの帰路、本人から感想など聞いてましたが、実習前の彼女は、すっかり姿を消し、自信と達成感に包まれた別人のような彼女に変わっていました(^。^)

実習、確かにやる前は誰もが一人で不安や、心配があるかもしれません。

でも、一歩踏み出しやってみる事で、何かをつかむこともあると思います。

一人ではありません、我々スタッフがお手伝いします。

企業見学 東京魚類容器株式会社様

本日、兼ねてから予定していた企業見学会を実施させていただきました。訪問させて頂いた企業は、東京魚類容器株式会社様です。

市場の正門南まで、専務の原さんがお迎えに来てくだり、企業見学の前に新市場の見学もさせていただきました。

一般には、立入禁止の仲買い問屋街にも下りて、場内の大きさや、清潔で整然とした新市場を目の当たりにできました。空調機が天井に無数にあり、場内自体が冷蔵庫みたいになっています。

  

 

また、空調機能が良く、想像していたより魚の匂いがしませんでした。また、市場の外では、その匂いを感じられず、魚市場と言われなければわからない程です。

今回の見学先企業は、豊洲市場内の問屋さん、小売店や一般の人にも水産関係の包装製品を卸す仕事をしているそうです。その巨大な倉庫に、発泡スチロールやビニール袋の製品が目白押しでした。

見学会のなかで、実際に発泡スチロールの箱の固まりを運び出す体験を、させていただきました。重さはそんなでもないですが、高さがあるので担ぐのにバランスをとりながら歩かなければいけないので、なかなかコツがいります。順番に一人ずつ体験させて頂き、皆さん難しそうではあるものの、楽しみながら挑戦していました。

 

 

会社説明では、原社長、原専務が担当してくれました。幹部の方々の雰囲気作りが素晴らしく、とても社員思いの、働きやすい職場のように見えました。

原社長からは「自分が失敗しても会社は潰れない、大きな問題はない、失敗から学んでいけばいい」といったお話や、「したい職種の仕事が出来さえすればいいのではなく、会社の雰囲気を見て探すとよい」と、仕事を探す上で気にかけた方が良いこと、仕事をするうえで意識した方が良いことを教えて頂けて勉強になりました。

何人か、障害の方も働いていました。うちの利用者さんも、良い刺激を沢山受けました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

実習現場見回り

今週から、利用者さん数名が続けて企業の職場実習の機会を与えられました。

本日は、二箇所の実習現場の見廻りをしてきました。一人は月曜からすでに実習に参加しています。もう一人は、実習初日です。

多くの当事者の皆さんは、就職もそうですが、実習や研修、見学など未知のものに触れるとき、いつも以上に緊張し、前の晩など睡眠がとれず、思考が鈍りいつものパフォーマンスが発揮できないでいます。

そこで、こう言った見廻りやジョブコーチなどの巡回が必要になります。

巡回することで、利用者さんに安心感を与え、現場でもいつもと同じぐらいに動ける環境作りをお手伝いします。また、その日の会話内容や顔色を見て、必要なら時間の短縮や仕事量の調整を先方と交渉します。そうすることでリタイアを避け、実習や研修をやり抜く経験をすることで、本人の自信や、モチベーションにつなげていきます。

また、巡回は、先方企業様の担当者とも、本人の様子やセンターの活動内容など情報交換したり、こちらとしても、企業様の雰囲気や考え方などに触れられる機会でもあり、相互理解を得られる場でもあり、企業様と信頼関係も構築できると言うこともできます。

今回実習を頑張っている利用者さん達も、最後までやり抜き、自信をつけていってほしいと願っています。