ガパオライスを作りました【6月の調理実習】

6月26日(水)は、月に一度の調理実習の日。
暑い日が続いているので、スタミナが付くよう、ガパオ(鶏肉のバジル炒め)ライスを作りました。

調理は、頭も身体も両方使います。
人の動きを見て、どう動いたら効率的かを考えながら作ります。

素材の切り方、加工の仕方をどのぐらい真似できるか、仕事にも通じるものがあります。

段取りもそうです。
何の道具から出せば良いのか、何から切れば良いのか、片付けながら、次の作業に移っていくにも、想像力が必要です。
「料理とは段取り」とも言えます。

まずは手を洗い、機材(フライパンやまな板、包丁等)、食材を準備し、並べます。
生姜、にんにくのみじん切りからスタート!
玉ねぎは粗みじん切りに、ピーマン、パプリカは1センチ角に切ります。
皆さんで手分けして、悪戦苦闘しながらも、切っていきます。

全ての食材の下準備が終わったら、フライパンに生姜、にんにく、サラダ油を入れ、弱火でゆっくりと香りが立つように火を入れていきます。
生姜、にんにくは、油が冷たい状態から入れないとすぐに焦げてしまいますが、それを知らない利用者さんが多かったので、皆さんに少しでも新しい発見があったことも嬉しいです。

最後にオイスターソースとナンプラー、砂糖で味を調えて、完成!

皆さんと楽しく作って、美味しく食べました。
全員がガパオを作るのは初めてでしたが、想像以上に簡単に美味しくできた様子!「美味しい!」の声が沢山聞こえました。

その週のうちに早速お家で作ってくれた利用者さんが、写真を見せてくれました。ご家族も喜んでくれたとのこと、嬉しいです。

調理実習の場だけで作って食べて終わり、ではなく、今後お家でも作れるように、近日中にパソコン講座で各々がレシピをまとめる予定です。

凌鶴先生の三方ヶ原軍記

6月4日(火)、午前中は、凌鶴先生の講座でした^_^

今回は、田辺一門が、はじめに習う講談の軍記物、『三方ヶ原軍記』を、みんなで読み合わせました。

発声や読む速度、声の抑揚など細かく指導いただきました。

読み物でも、工夫次第で同じ台本の同じ話が、奥行きが出て、立体的に聞こえてくるのが不思議です。

明後日、新作の講談を発表されるとのこと。お忙しい中、凌鶴先生ありがとうございます!

実習指導者研修

5月25日(土)、26日(日)の2日間、日本PSW協会主催の研修に参加させていただきました^_^

場所は、湯島のとある会議室でした。

参加者は、関東を中心とした都道府県で仕事に携わっているワーカーさんが、総勢70人程。講義とグループワークが中心のとても有意義なものでした。

私の班は静岡、神奈川、栃木、千葉、埼玉、都内のワーカーさんで組まれました。各地域や職域によって、仕事内容も違ったり、苦労があったり、大変勉強になりました。

この研修を機に、うちの施設でも、これから資格を取る方の教育実習を受け入れ、後進の育成に力を貸していきたいです。

実習現場の巡回

5月21日火曜日、大雨と強風の中、兼ねてから予定を組んでくれていた初台の企業様に、ことり企画の利用者さんが実習に向かいました。先週に引き続き二人目の受け入れをしてくださり、非常に感謝しております。

こちらの事業所様は障害者雇用を先駆的に進められており、天皇皇后両陛下も訪問されております。

今週お世話になる利用者さんは、前回、別の企業様では実習を続けるのが難しかった方です。
今回はその反省の元、初日からみっちりジョブコーチ支援を行い、当初抱きやすい不安感を払拭する苦心をしました。
その甲斐もあり、利用者さんも緊張している中でもリラックスしてる部分もあり、初日を乗り越えることができました!

火曜日から金曜までの四日間ですが、本人にとって自信になる経験ができればと思います。

企業様、貴重なお時間と機会を頂きありがとうございます。

三者面談

先日は、利用者さん、そのお母様、うちのスタッフの三者面談でした。

去年から、徐々に通所時間を伸ばしてきた彼女です。何回か職場実習もこなしてきて、この冬から、安定して通うようになりました。多分その間、服薬の調整はもちろんですが、一番のハードルの自身にとって現況を受け入れるということが、徐々にできてきました。

ただ、一方では、クローズでの就労の考えもあるので、オープン就労と並行して動いていこうと思います。
また、しばらく某小売店にて、施設外就労を週に2日〜3日体験してます。

こんな経験の中で、本人、ご家庭、センターが、今のご本人にとってなにがベストないし、ベターな選択か、一緒に考えていきます。

東京大学入学式 祝辞についての考察

昨日の午前中は、先日の東京大学学部入学式に於ける、上野千鶴子先生の祝辞全文を題材に、利用者、スタッフが話し合い。

差別のない世の中はない。昨年の入試問題しかり。

我々はなぜ学ぶのか。恵まれたものや富めるものが、そうではない立場の人間を思いやり、分けあたえたり、譲ったりしてお互いがともに、豊かになったり、繁栄したりするため。つまり、一人勝ちや独り占めをして、自分だけがいい思いをするために学ぶのではない。

努力も報われることは稀であり、報われたならば、それは自身の努力というより、周りの人々や環境のおかげ。あえて、感謝の心を忘れないことがかんようであると。

そんな、先生の話をみんなで感想を言い合ったり、何を考え、何を感じたかなど、昨年から引続く、官庁の不祥事、大学入試の不正など、想いを巡らせながら、最高学府で学び、いや、学ばせてもらう機会を与えてもらい、将来にどう活かすかを引き合いに、自分は何ができるか、どう進んでいくのがいいか考えてもらいました。

観桜会 ~ 光ヶ丘公園~

春の日差しが、公園の草花を陽気にさせるような温かな陽気でした。時折吹く風が、まだ冬の名残を残している今週。

光ヶ丘駅に降り立つと、練馬区屈指の団地群。その奥に光ヶ丘公園が広がっています。ふと気がつくと、持ってきたはずのレジャーシートを、網棚に忘れたのに気づきました

駅近のイタリアンレストラン?で、ランチを食べた後、駅の地下にあるスーパーでお花見のお茶菓子を買いました。

忘れ物預かり所により、無事レジャーシートが手元に戻り、みんなで公園を目指しました。

スタッフさんや利用者さんの中には、お子さんを連れて参加された方もいて、いつもより賑やかな花見になりました(^。^)

大手物流企業との意見交換会

都内にあるロジスティック企業の本社に招かれ、障害者採用のノウハウ、支援機関との付き合い方、トラブル防止、および対応、当事者に長く働いてもらう仕組みなどなど盛りだくさんのテーマで意見交換をしてきました。

東と西に本社を持つ企業さんなので、西日本からも人事の方々が集まりました。

大阪と東京では、行政や支援機関の取り組み姿勢が違うのが、面白かったです。

西は、チャレンジ精神なのか助成金や新しい制度に飛びつきが早い、対して東京は、慎重にやるためか、西の人から見て三年ぐらい遅れてると、言ってました。

中身は、都内の企業の中でも、とても熱心な人事の方の主催なので、濃い内容でした。

今後、我々の意見を取り入れながら、より障害当事者が、長く働きたいと思う取り組みをしてくれることを期待します(^。^)

我々支援機関が、話をした全てが実現するのは難しいでしょうが、この企業さんをモデルに、他の企業も追随して、今よりもずっと良い雇用環境が出来上がっていくといいなぁと、帰路の地下鉄の中で考えました。

通院同行 質の高い支援を目指して

こんにちは。

今年に入り、企業実習を受け始めた利用者さんに付き添い、その主治医とお話しして来ました。

最近の施設での様子、ご家庭での様子、支援会議の内容、実習面接会や実習そのものの様子など、スタッフや利用者さんを取り巻く支援者の側の視点を織り交ぜながら、報告。

また、今後の企業実習の予定や、就職活動の進め方など、わずか10分足らずの時間でしたが、内容が濃い話ができました。

利用者さん本人も、安心したと思います。

ことり企画では、このように節目には必ず、できる限りですが、主治医の先生にお会いして、挨拶方々、ご本人の様子や先生の所感など情報交換することで、より精度の高い支援の実現に努めています。